晴天の日のブルーな1日
昨日の雨が、うそのように、澄みきった1日の始まり。七輪陶芸には、最適の日でした。
2004年の最初の七輪陶芸をすることにしました。
先週、私の一人娘(7才)と一緒に成形した物を、素焼きをすることにしました。
・・・先週。
私と私の娘で、今年初めての成形をしました。
私の娘は、私が、陶芸教室の通っている頃から、一緒についてきて、陶芸の真似事をしていました。まだ、上手くは作れないので、少し私が手伝ったり、工夫して、7才の子にも出来るような方法で作っています。
今回、葉っぱや隣の叔母の家になっている、酸っぱくてとてもじゃないけど食べれない、みかんなどを使います。
タタラで伸ばした土をみかんに被せるだけ、はい!お皿の出来上がり。写真は、みかんが分かるようにしていますが、本当は、みかんに、ストッキングや洗濯ネットなどを被せておかないと土が上手くはがれません。
葉っぱは、タタラで伸ばした土に押さえつけて、木べらやカッターなどで、葉っぱの形に切り取ります。(写真をとったつもりだったんですが消してしまったみたいです・・。)
葉脈の形が、そのまま付くので、わざわざ線を入れるような事をしなくてもいいのです。
結構作りました。私の焼酎カップは、高さ18㎝、直径6㎝と大きめです。(大量に飲めるように・・。)
あとは、ペンダントトップや、まんまるに丸めた土に、顔を描いて、切れ目入れたら、カードたての出来上がり。娘の自信作です。(写真が小さくて見えにくくてすいません。)
・・・そして素焼きです。
私が、自作したMy七輪と素焼き用窯です。(えいさんの窯を参考にさせていただきました。)
下の七輪に、火種の炭と炭をいっぱいに詰め込み、素焼き用の窯をセット。そして、作品を詰め込みました。(なんだか、今日は、煙が多いような・・、昨日の雨が、窯を湿らせているのかなぁ)
・・そんな風に思っていた時でした。
素焼きを始めて、10分くらいだったか。様子を見ようと、椅子から立った瞬間『パン!』嫌な音が・・。
そして、立て続けに、2回、3回。結局、娘が作った作品の殆んどが、はぜてしまったのです。
仕方ない・・。
この素焼き用窯は、今まで約75%くらいの確率で、素焼きを成功させてきました。そして、アルミホイルや、フライパン、焼き網などを使う工程もなく、簡単に素焼きが出来るようになっています。
しかし、こんなにはぜてしまっては・・。作品が湿っていたという事はないし、やはり、温度が早く上がってしまった事が原因でしょう。そんな事を考えながら、コーヒーを飲んでいたとき。『パン!』だって・・・。
今度は、何がはぜたのか・・・。
私の焼酎カップ・・・・。
これで、大きい作品は全て全滅・・。
こんなに失敗したのは、七輪陶芸を始めた頃くらいです。最悪・・ブルーです。
しかし、まだ、小物が残っています。これらは、ちゃんと仕上げるぞ!慎重に窯の温度を上げていきます。ドライヤーを始めは、30㎝くらいのところから、徐々に近づけていきます。
そのあとは、何とかはぜずに素焼きを終えました。
そのまま、本焼きに入ります。素焼きを終えた作品の温度は、約900℃です。このまま、炭の中に入れると、約1250℃はある炭の中です。また、はぜる可能性があるので、火のついてない炭を置き、その上に作品を置きます。こうする事で、徐々に温度が、1300℃まで上がっていくのです。
釉薬は、自然に灰が付く、七輪陶芸独特の自然釉を期待しています。しかし、気まぐれな灰釉薬です。
そこで考えました。強制灰釉掛け!(作品が、熱いときに、普通の水でといた釉薬を掛けると、水が、一瞬で蒸発してとっても危険です。)
真っ赤になった作品を、七輪陶芸で残った灰に突っ込む!(ただし、この灰は、お菓子作りなどに使う、ふるいにかけて、大きなごみを取り除いています。)
注意する点は、作品が、真っ赤に焼けていないと、灰がくっ付かないことがあります。それと付けすぎは、灰釉が溶けないことがあります。
出来上がった作品です。(いつもながら、見にくいのは、勘弁してください・・。もっと良いカメラ買おうかなぁ・・。それとも私の写真の技術が・・・。)
今回、大きな作品が全てはぜてしまって、しかも、小物もいくつか、炭の中で行方不明になってしまい、出来上がった作品は、これだけです・・。はぁ・・・。
しかし、結構、良い作品が出来上がったのではないかと思います。右端の私のペンダントトップには、綺麗な緑色の自然釉が付きました。あと、葉っぱの箸置きも葉脈がくっきりと出ていて良い味出しています。娘が作った、まんまるカード立ても良い感じです。
そして最後に・・。
この日は、特に、このあと予定がなかったものだから、この間、貰った、イカの一夜干で大好きな芋焼酎を頂きました。ブルーな気持ちをふっ飛ばせぃ!!
= 反省 =
素焼き用窯を信頼しきっていました。これを使えば、失敗はないぞと、鷹をくくっていたのが失敗の原因でしょう。温度の上がりすぎには、特に注意するべきだったのです。
次回は、どんな七輪陶芸になる事やら。楽しみ楽しみ!