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紫陽花の花咲く頃

 


 

七輪陶芸体験希望のお客様が来る前日の事です。私は、英会話スクールのパーティーに参加していました。そこで、オーストラリア人のPeterと出会いました。

彼は今、ワーキングホリデーで日本に来ていて、日本文化に、とっても興味があるらしく、私が七輪陶芸をしていることを話すと、是非、作って見たいとのこと。

それじゃあ、次の日に、泊まっているホテルに向かいに行くよ、っと言ったら、パーティーが終わって、安いホテルを探す予定だったみたいで、それなら、私の家に泊まればいいと誘いました。

今回の七輪陶芸は突然、とってもインターナショナルになったのです。

次の日、天気は雨。朝から降っている雨で七輪陶芸も中止にしなくてはいけないなぁ、と半分諦めていました。しかし今回の体験希望者のたーくんさんとザッシーさんは、七輪陶芸が出来なくても、お話がしたいと言ってくださり、とりあえず、おいでくださることに。

しかし、たーくんさんとザッシーさんが家に来る頃には、雨も止み、七輪陶芸をはじめる事ができました。(よかった~)

インターナショナルな自己紹介をした後、Let’s start making potteries!!

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まずは、土を練ります。粗練り、菊練りをしてもらいました。ちょっと土が固かったせいもあって悪戦苦闘、なかなか難しいようです。陶芸教室に通っておられる、ザッシーさんも、菊練りはやったことがないようで、「難しい」っと言っておられました。

続いて、成形です。今回は、紫陽花の葉をろくろの代わりに使います。

たーくんさんはわたしと一緒で、芋焼酎好きなんだそうで、ぐい呑みを作りたいと2つのぐい呑みを作られました。

Peterも小さめのぐい呑みとオーストラリアで作られている何とかと言う方法で小さなボールを作っていました。型に丸く潰した土を重ねていく方法で・・・なんと説明したらいいものか・・。簡単に言えば、タタラの形作りのような感じです。(説明になってないという突っ込みは受け付けません・・。)

そして、ザッシーさんは、陶芸教室に通っておられるだけあって、ミルクポットと箸置きを作られました。酒飲みの私にはない発想です。さすがです。

写真は乾燥にとんでいます・・・すいません、写真を撮るのを忘れてしまって、成形風景がありません。

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乾燥を待っているあいだ、しばしの休憩。インターナショナル休憩です。みんなで電子辞書を使って分からない言葉を検索しながら話をしました。

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作品が小さかったので乾燥は早めに終わりました。丸いボールはPeterが作ったもの、少し急いで作ったため、全体的に薄い・・。ちょっと心配です。

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完全に乾燥させてから、素焼きです。窯詰めをたーくんさんにしてもらい。ゆっくりと火がまわるのを待ちます。

多少、火が上がって来て、ドライヤーの送風を開始した直後、パン、パンっとあの嫌な音が・・・。2回連続でなってしまいました。蓋を開けて見ると、たーくんさんの作ったぐい呑み1つとPeterの作ったボールでした。

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気を取り直して、素焼きを続けます。数十分後、素焼き完成。そのまま本焼きに移ります。炭を足してその上に作品を置いてまたこの上から炭を足します。

この時点で、大変な事が!Peterの作ったぐい飲みを焼いてなかったのです。もう他の作品は本焼きに入っているし・・。ということで、元祖七輪陶芸で焼く事にしました。

たーくんさんとザッシーさんは、別の方法の七輪陶芸を見られると喜んでおられましたが、私はかなり焦ってました・・・。

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七輪に種火を入れて、炭を足してフライパンの上にアルミホイルで包んだ作品を置いて素焼きを始めます。(真ん中の写真)

それから、フライパンが温まって、作品があつくなってきたら、炭を足しその上に作品を置いて直火で素焼きをしていきます。(右の写真)

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そうしているうちに、たーくんさんとザッシーさんの作品の本焼きが終了しました。たーくんさんのぐい呑みはそこの部分が、素焼きの時点ではぜてしまったのですが、釉薬も程よくのっていい感じです。ザッシーさんの作品はかなりいい感じです。

あとは、Peterのぐい呑みです。素焼きの後、私の手造り窯で本焼きをしました。(右の写真。奥では、もう酒盛りが始まっています。)

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左の写真は、焼きあがってすぐです。右の写真が紙やすりで、バリを取って、水洗いをした後です。
(写真をクリックすると大きくなります。)

お気づきでしょうか?ザッシーさんの箸置きなんですが、この季節にぴったりの紫陽花の花をモチーフに作っておられている事を。

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たーくんさんは、私の実家のお店で芋焼酎を買って、みんなで酒盛りです。さっき出来たばかりのぐい飲みで、焼酎を飲むのは、格別です!酒が進み、話も進みました。

今回の七輪陶芸は、本当に楽しかったです。特に、たーくんさんとは、趣味の共通点が多く、いろいろな話で盛り上がりました。これからも七輪陶芸だけでなく、プライベートでも仲良くしていきたい方だと思いました。

 

= 反省 =

今回、ドライヤーで、送風した直後に作品が2つもはぜてしまいました。送風は、もっと慎重に行わなければいけないなぁ、と思いました。

 

= 最後に、七輪陶芸体験のご感想をいただきました。 =

たーくんさん
ものすごく楽しかったです。NOBAさんもとっても親切に教えてくださり、作品は少し失敗してしまいましたが・・・大満足できました。

たまたま、一緒に陶芸をすることになった、ピーターとも少しの英語でしたが楽しく会話をしながら英会話の勉強も出来ましたので、良い一日を過ごすことができました。本当にありがとうございました。

七輪陶芸を家に帰ってやってみます。

ザッシーさん
なぜかピ-ターがいて思いかけずインターナショナル七輪陶芸を体験することが出来ました。

火が燃えあがるような刺激的な作業に心をうばわれました。ただ見ているだけですみません。予期のできない七輪陶芸、大変、気に入りました。

 


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