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笑顔の中の七輪陶芸

 


 

七論陶芸をやるようになって、初めてお客様を迎える事が出来ました。

今回、お客様として来てくれたのは、私の英会話の同期で親友のYU-KAさんです。

YU-KAさんの陶芸の経験は、小学生の頃、授業で亀のやきものを焼かれたとの事。終始、笑顔が絶えないYU-KAさんでした。

とりあえず、荒練りをしてもらうことに。土が少し固かったせいか、なかなか出来ません。今回は小砂などを混ぜていなし、そんなに真剣にしなくてもいいでしょうということで適当に・・。

次は、菊練りです。

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さすがに、菊練りは無理だったようです。形だけでもと言う事で教えました。その後、私が菊練りをして、いよいよ成形です。

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今回は、基本的な作り方である、紐作りで作っていきます。一輪挿しを作りたいということだったのですが、七輪陶芸で水漏れしないように作るのは至難の業・・。というか、私がまだまだ未熟なだけですが。そん時はそん時です・・。

とりあえず、中にカップが入れられるくらいの大きさにしておくことにしました。

陶芸経験の殆んどないYU-KAさんは、笑顔で楽しい!と言いながら土を伸ばし作品を作っていきます。

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作る途中は、ちがう形になってきた、と言いながらも何とか良い形の一輪挿しが出来上がりました。初めてにしては、とっても良い形です。

このあと、電気ストーブで乾燥させます。天気が良かったせいか、すぐに乾燥しました。そして、その間に余った土でペンダントトップと葉の形をした置物を作られました。

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乾燥を終え、いよいよ素焼きです。YU-KAさんのオリジナルの涙形のペンダントトップと、後、一輪挿しと葉の形の作品も一緒に素焼きをしていきます。

種火を七輪に入れ、その上から炭をたっぷり詰めます。その後、作品を窯詰めをして、火が熾ってくるのを待ちます。

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慎重にしなければならない素焼きの工程です。

しかし、話に夢中になり、私がコーヒーを入れに行っている最中に温度が急激に上がってしまい、作品がはぜてしまいました・・。とってもショックです。かなり良い作品だったのですが、私の不注意で・・。

しかし幸い、作品自体の形は留めており、このまま焼いても大丈夫だろうということで、素焼きを続行しました。(写真は、少し演技が入ってます・・。)

そして、素焼きが終わり、いよいよ本焼きです。前回同様、窯の真ん中部分を取り替えて、炭を入れ作品を入れてから、またその上に炭を被せる。特に問題なく、作業は進みます。

このとき一緒にペンダントトップも入れました。案の定、行方不明になってしまいました・・。

しかし、今までの経験上、ペンダントトップは、行方不明になった方がよく釉薬がのってよい作品になることを学んでます。今回行方不明になったことは、計算済みです。・・ほんとかよ!

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出来上がった作品です。一輪挿しと葉の形の作品は、・・・・。自分の未熟さにため息が出ます。何が原因だったのか。素焼き、もしくは本焼きの焼きすぎ?よく分かりませんが、完全に焦げてます・・。

失敗してしまいました。釉薬も殆んど乗らず、なぜ?って感じです。しかし、行方不明になっていた、ペンダントトップは、次の日に無事取り出され、こんなに良い作品になってます。少しホッとしました。

YU-KAさんのオリジナルの涙形のペンダントトップなんか、三色焼締めのような風合いです。その他も灰釉がたっぷり乗っているところ、また、うっすらと乗っているものなど、風合いの違ったものが出来ました。とりあえず、一安心です。

メインの一輪挿しはあまり上手く行かなかったのですが、YU-KAさんは、これに懲りずにまたやりたいといってくれました。・・・心が救われるようでした・・。

 

= 反省 =

今回で、やっぱりちゃんとした、時間配分やそのときの気候とかいろんな条件で、焼き方を注意していかないといけない事が思い知らされました。また、初めて、人に陶芸を教えるということが難しいという事も知りました。

しかし、陶芸で作品を作る事の面白さが少しでも伝わった事がとても嬉しかったです。そのことは、1日中笑顔が絶えなかったYU-KAさんに現れていたと私は確信します。・・・ほんとかよ!

 


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